大学医局
佐賀大学医学部附属病院産婦人科では医学部臨床実習生が楽しく実習に携われるよう,様々な取り組みを行っています.
医学教育において臨床実習は,学生が医療現場の実際を直接学び,実践的な臨床スキルやコミュニケーション能力を養う上で不可欠です.しかし,従来の臨床実習形式では学生が受動的になりやすく,モチベーションの維持や主体的な学習が促されにくいことが課題とされています.加えて,実習の進捗状況や習熟度の評価も主観的になりやすく,客観的な指標に乏しいという問題も指摘されています.
このような課題に対し,近年,教育にゲーム的要素(Gamification)を取り入れることで学習者の意欲向上や学習効果の改善を図る試みが注目されています.ゲーム要素を取り入れた教育法は,具体的な目標設定,進捗の可視化,報酬システムの導入などを通じて,学習者の積極的な参加を促し,達成感や自己効力感を高めることが示唆されており,医学教育の分野でもGamificationによって学生の動機付けや知識の定着が促進されるとの報告があり,特に臨床実習においてもその可能性が期待されています.
佐賀大学医学部附属病院産婦人科では,このゲーミフィケーションの概念を応用した「スタンプラリー型」臨床実習を導入し,その教育的効果を評価するとともに,新たな臨床実習モデルとしての可能性を提案しています.
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